初心者がまず理解すべき「損切りの本質」
FX初心者が最初にぶつかる壁が「どこで損切りするか分からない」「損切りしたらすぐ戻って悔しい」という問題です。 僕自身も最初の半年は、損切りが理由で口座が減り続け、「損切り=負け」だと思っていました。
しかし、プロのトレードを学んで分かったのは、損切りとは負けではなく“資金を守るための保険”だということです。 損切りを外した瞬間から、トレードはギャンブルに変わります。
FXは「最大損失の管理」さえできれば生き残れる
エントリーの巧さより、まず大切なのは「最大損失額」を一定に保つことです。 その基本ルールは 資金を守る1〜2%ルールの考え方 で詳しく整理されていますが、この記事では損切りの“種類と使い分け”に特化して解説します。
損切りを理解すれば、ロット管理や証拠金管理も一気に安定します。 特に初心者は、まず損切りの型を覚えるだけで事故のほとんどが消えます。
最初に読むべき基礎ハブ
損切りの理解は、口座選びやスプレッド管理とも密接に関係します。 特に初心者は、以下のランキングで安全に始められる口座を確認しておくとスムーズです。
この記事では、実体験ベースで「初心者でもすぐ使える損切りの型」を10パートで徹底解説していきます。
初心者がまず理解すべき「損切りの本質」
FX初心者が最初にぶつかる壁が「どこで損切りするか分からない」「損切りしたらすぐ戻って悔しい」という問題です。 僕自身も最初の半年は、損切りが理由で口座が減り続け、「損切り=負け」だと思っていました。
しかし、プロのトレードを学んで分かったのは、損切りとは負けではなく“資金を守るための保険”だということです。 損切りを外した瞬間から、トレードはギャンブルに変わります。
FXは「最大損失の管理」さえできれば生き残れる
エントリーの巧さより、まず大切なのは「最大損失額」を一定に保つことです。 その基本ルールは 資金を守る1〜2%ルールの考え方 で詳しく整理されていますが、この記事では損切りの“種類と使い分け”に特化して解説します。
損切りを理解すれば、ロット管理や証拠金管理も一気に安定します。 特に初心者は、まず損切りの型を覚えるだけで事故のほとんどが消えます。
最初に読むべき基礎ハブ
損切りの理解は、口座選びやスプレッド管理とも密接に関係します。 特に初心者は、以下のランキングで安全に始められる口座を確認しておくとスムーズです。
この記事では、実体験ベースで「初心者でもすぐ使える損切りの型」を10パートで徹底解説していきます。
損切りが「早すぎる/遅すぎる」原因と対処法
初心者がもっとも悩むポイントが、損切りのタイミングのズレです。 僕自身もFX初期は、まさにこの2つで悩んでいました。
・入ってすぐ逆行 → 焦って早すぎる損切り ・戻ってくるはず → 結果的に遅すぎる損切り
実はこれ、メンタルの問題ではなく型とルールが曖昧だから起こります。 原因と対策を1つずつ整理します。
原因①:損切りを“値幅”ではなく“感情”で決めている
多くの初心者は、損切りを「痛みの許容度」で決めてしまいます。 これは最悪です。 痛みに耐えられなくなった瞬間が損切りになるので、再現性がゼロになります。
この問題は、事前に損切りを設計する習慣をつけるだけでほぼ解消します。
損切り幅の設計はロット管理とも直結するため、 損切り幅から逆算するロット計算の基礎 を合わせて理解しておくと、感情に振り回されることがなくなります。
原因②:短期足だけを見て判断している
5分足や1分足だけを見ていると、ノイズで損切りが多発します。 特に「ちょっとヒゲが伸びた → 焦って損切り」の流れは、初心者あるあるです。
対策は、上位足のトレンドとレベルだけは必ずチェックすること。
上位足との整合性は 複数時間軸の整合性チェック で詳しく整理されていますが、最低限
- 日足の方向性(上昇・下降・横ばい)
- 4時間足の波の構造
- 1時間足の直近の高安
この3つを見るだけで、損切りが早すぎる問題が大きく改善します。
原因③:損切り位置が“チャートの真ん中”にある
初心者の多くが、なんとなく「この辺でいいか」とチャートの真ん中に損切りを置きます。 しかし、チャートの真ん中に損切りを置くと相場の自然な値動きで簡単に当てられます。
損切りは必ず
- 直近高値・安値の外側
- 重要ライン突破の“否定ポイント”
- トレンドが崩れるラインの外側
のいずれかに置くと、無駄な損切りが激減します。
もし重要ラインを引くのが苦手なら、 チャートパターンの基礎 を先に覚えると「どこが守られるラインか」が分かるようになります。
「早すぎる/遅すぎる」を無くす唯一の方法
結論はシンプルで、“損切りの位置をエントリー前に固定する”ことです。 エントリー後に損切りを動かすと、9割が失敗します。
次のパートでは、実戦で使える損切りの置き方(パターン別)をより具体的に紹介します。
実戦で使える「損切りの置き方」テンプレ
ここからは、初心者がそのまま真似できる“損切りの位置テンプレ”を紹介します。 僕自身、勝てない時期から脱出できた最大の理由は、このテンプレを徹底したことでした。
「押し目買い/戻り売り/レンジ」この3つさえ覚えれば、8割の相場で迷わなくなります。
① 押し目買いの損切りテンプレ
押し目買いの基本は「上昇トレンドの押しを拾う」ことですが、損切りは次の1点だけで決まります。
▶ 直近の押し安値の“外側”に置く
押し安値を割れた瞬間、上昇トレンドは否定されます。 つまり、押し目買いのシナリオ自体が崩れるため、ここを損切りにするのは合理的です。
上昇のリズムをチェックしやすくするなら 移動平均線を使った流れの判断方法 が参考になります。 押し目かどうかの基準を見失わなくなります。
② 戻り売りの損切りテンプレ
戻り売りは押し目買いの逆で、損切りは直近戻り高値の外側が基本です。
戻り高値を超えた瞬間、下降トレンドは否定され、売りシナリオが崩れます。 この“否定ポイント”に損切りを置くことで、不要な粘りが無くなります。
下降トレンドの構造の理解は トレンドフォローの基礎 で整理できます。 自信がない人は必ずセットで読むべき部分です。
③ レンジ戦略の損切りテンプレ
レンジでは「上下の境界線の外側に損切り」が絶対条件です。 レンジの中で損切りを置くと、ほぼ確実にノイズで狩られます。
レンジを見抜くには レンジ判定と戦い方の完全基礎 を先に読んでおくと、損切りを置くべき“外側のライン”を見失いません。
レンジ戦略の損切りは、押し目・戻り売りと違い
「ブレイク=シナリオ完全否定」という分かりやすさがあります。
損切りテンプレの使い方はシンプル
- 押し目買い → 押し安値の下
- 戻り売り → 戻り高値の上
- レンジ → 上下ラインの外側
次のパートでは、実戦で初心者がやりがちな「損切りのズラし」を完全に防ぐ方法を解説します。
損切りを“動かしてしまう理由”と防止する仕組み
FX初心者がもっとも負けやすい行動が、損切りを後ろへズラすことです。 「まだ戻るかも…」の気持ちで数pips動かした結果、損失が3倍になるのは誰もが通る失敗です。
僕自身も初期の頃は、損切りを5回以上ズラして口座が一瞬で吹き飛んだ経験があります。 これは技術の問題ではなく“仕組みの欠如”が原因です。
原因①:エントリー前に損切りを決めていない
最も多いのが「損切りを決めてからエントリーしていない」こと。 エントリー後に考えると、ほぼ100%感情が勝ちます。
損切り→ロット→エントリーの順番で決める必要があり、 それは 損切り幅から逆算するロット設計の基礎 とセットで理解すると“後出し損切り”が消えます。
原因②:損切りが「チャートの真ん中」にある
“中途半端な場所”に損切りを置くと、ちょっとしたヒゲで簡単に当てられます。 その結果、「もう少しだけ後ろに置くか…」とズラす地獄ループに入ります。
根拠のあるライン外に置けば、そもそもズラす必要がなくなります。 ラインの引き方は ラインの基礎と戦略的使い方 で体系的に理解できます。
原因③:ストップ位置が“損切り額”と一致していない
例えば、口座10万円で「損切り5000円」のつもりでも、 実際の損切り幅が40pipsでロットが1万通貨なら、損失は4,000円。 しかし損切りを50pips→60pipsにズラすと、6,000円→7,000円と簡単にオーバーします。
この「額と幅が一致していない状態」が、損切りズラしの最大原因です。
数字を一致させるには、 ロットの決め方(損切り幅 → ロット → 損失額) を先に定着させるのが唯一の正解です。
損切りを絶対に動かさない仕組み(初心者向け)
- エントリー前に損切りを確定させる
- ストップを指値で固定し、成行では変更しない
- 損切りは「根拠の外側」だけに置く
- ロット計算 → 損切り額を揃えてから入る
- 負けた後に同じ通貨ペアをすぐ触らない
この仕組みを徹底するだけで、損切りを動かす癖はほぼゼロにできます。
次のパートでは、実際の相場で初心者が食らいやすい
「ヒゲ狩り」「微妙なブレイク」「指標のダマシ」を防ぐ損切りの置き方を解説します。
ヒゲ狩り・ダマシに“やられない”損切りの置き方
初心者が最も苦しむのが、エントリー直後に刺さる「ヒゲ狩り」や、 一瞬のブレイクで逆方向に戻る「ダマシ」です。
僕自身もこの2つが原因で「損切り貧乏」に陥り、 勝率が高いのに資金が減る…という地獄を経験しました。
しかし、このパートで解説する“外側ルール”を守るだけで、 ヒゲ狩りの9割は避けられます。
① 損切りは「実体」ではなく“ヒゲの外側”に置く
初心者は、ローソク足の実体だけを見て損切りを置きがちですが、 実戦ではヒゲの先端を基準にしないと簡単に刈られます。
特にレンジ・三角持ち合い・東京時間の小動きでは、 ヒゲだけで10〜15pips動く場面は多く、実体ベースの損切りはほぼ機能しません。
ヒゲと実体の見極めは ラインの“効くポイント”の見方 を理解すると、どこがヒゲ狩りポイントかを判別しやすくなります。
② ブレイク狙いは“戻りを1回待つ”ことでダマシを避ける
ブレイク瞬間に飛び乗るエントリーは、初心者がダマシに食らいやすい典型です。 相場は「戻り → 本番」で動くため、戻りを待ってから損切り位置を決めるのが正解です。
戻り(プルバック)が発生しやすい時間帯や特徴は スプレッド拡大・時間帯のクセ を理解すると、無駄なダマシに飛び乗らなくなります。
③ 指標前後は“通常の2倍の幅”で損切り位置を調整する
雇用統計・CPI・FOMCなどの指標前後は、 普通のテクニカルが機能しなくなり、ヒゲ狩りが多発します。
安全にトレードするなら、損切り幅を通常の2倍に広げるか、 そもそも指標直後は入らない判断が必要です。
指標の影響の読み方は 経済指標の値動きパターン で体系的に理解できます。
④ 東京時間の“静かな相場”はヒゲ狩り天国になる
特に東京時間(9〜15時)は、 欧州・NYに比べて流動性が薄く、ヒゲの往復が多くなります。
この時間帯は、損切りをギリギリに置くと逆に危険です。 最低でも直近ヒゲの5〜8pips外側に置くべきです。
値動きの少ない時間帯の戦い方は 静かな相場で狩られない立ち回り があると理解が深まります。
⑤ ヒゲ狩り・ダマシを避ける“最重要ルール”
結論はたった1つです。
損切りは“チャートの外側”に置く。
外側=市場参加者の“本当の否定位置”であり、 相場のノイズ(ヒゲ)では絶対に触れられない価格帯です。
次のパートでは、初心者が悩みやすい
「トレーリングストップの正しい使い方」を詳しく解説します。
トレーリングストップの正しい使い方(初心者向け)
トレーリングストップ(TS)は、利益を伸ばしつつ損失を限定できる最強のツールですが、 初心者は逆に「勝ちを小さく」「負けを大きく」してしまう誤用がとても多いです。
僕もFX初期は、ほんの5pips含み益が出た瞬間にTSを実行し、 その後すぐノイズで当たってしまい、本来取れるはずの大きな波を逃していました。
正しく使うには、“いつTSを発動するか”と“どの幅で追従させるか”が鍵です。
① エントリー直後にTSを使ってはいけない
初心者がやりがちなミスが、エントリー直後にTSを入れること。 これは最悪の使い方で、ほぼ100%ノイズで刈られます。
TSは、ある程度利益が乗って「波の中にいる状態」で初めて意味を持ちます。
波の構造を理解するには 押し戻りの“流れ”を読む基礎 が役立ちます。 波の押し戻りが分かると、TSを入れるタイミングも自然に決まります。
② TSの幅は“相場のボラティリティ”に合わせる
ドル円で10〜15pipsのTS、ポンド系で20〜30pipsのTSなど、 相場の動きに合わせて幅を調整しないと、すぐ当たってしまいます。
ボラティリティの判断には 流動性と値動きの特徴 を理解すると、通貨ごとの“ちょうどいいTS幅”が見えてきます。
③ TSは“損切り位置の引き上げ”として使うべき
TSの本質は「利益を伸ばす」ではなく
▶ 損切りを徐々に安全な位置へ移動させる という役割です。
最初の損切り位置とロットがズレていると、TSは逆に事故を誘発します。
ロットと損切り幅の整合性は ロット管理の完全基礎 を先に理解しておくと、TSと損切りの相性が完璧になります。
④ トレンドフォローで最も安定して機能する
TSが最も威力を発揮するのは、押し目買い・戻り売りのトレンドフォローです。 レンジ相場ではノイズで当たりやすいので注意が必要です。
トレンドの見極めは トレンドの基礎と考え方 で握っておくと、TSの成功率が一気に上がります。
⑤ TSの正しい活用ステップ
次のステップで使うと、初心者でも安定してTSを活用できます。
- ① 最初の損切りは“外側”にセット
- ② 利益が一定まで乗るのを待つ(波に乗る)
- ③ 波の押し戻りを見てTSの幅を決める
- ④ トレンド側へ順行したらTSを実行
- ⑤ 逆行したら軽傷で撤退
次のパートでは、初心者がもっとも知りたい 「損切り幅の決め方の黄金ルール」を解説します。
損切り幅の決め方|初心者でも迷わない黄金ルール
損切りの「位置」は理解できても、“どれくらいの幅にするか”で悩む初心者は多いです。 実際、損切り幅の設定こそトレードの安定度を決める「核心部分」です。
僕もFX初期は、感覚で10pips・15pipsと決めていましたが、 後から振り返ると根拠ゼロのギャンブル。 そこから、この“黄金ルール”を知って、損切りの精度が一気に安定しました。
黄金ルール①:「否定ポイントの外側」に置く(絶対条件)
損切り幅は、否定ポイント(シナリオが崩れる場所)から逆算します。 これが唯一の正しい決め方です。
否定ポイントとは:
- 押し目買い → 押し安値更新
- 戻り売り → 戻り高値更新
- レンジ → レンジ上下の突破
否定ポイントと損切り幅の“距離”を基準にすれば、感情に左右されない損切り幅になります。
迷う人は、 レンジの基礎と否定の基準 を先に理解しておくと、どこが否定ポイントかが明確になります。
黄金ルール②:通貨ペアの特性で「基準幅」が変わる
通貨ごとに自然な値動きが違うため、損切り幅も変える必要があります。 大雑把に言うと:
- ドル円:15〜25pips
- ユーロドル:20〜30pips
- ポンド円:25〜40pips
- オージー円:20〜30pips
この“通貨別の揺れ幅”は 通貨ごとの相関と値動きのクセ を理解すると、より精度の高い幅を決められるようになります。
黄金ルール③:ボラティリティで損切り幅を必ず調整する
相場が静かな時・荒れている時は、 同じ通貨でも損切り幅の基準がガラッと変わります。
- 東京時間の静かな相場 → 損切り幅をやや狭め
- 欧州→NYの高ボラ → 損切り幅を広めに
- 指標前後 → 通常の2倍(必要なら触らない)
ボラティリティの把握は、 静かな相場での立ち回り を理解しておくと、無駄な損切りが激減します。
黄金ルール④:損切り幅は“ロットの逆算”に直結する
損切り幅を決めたら、その幅に合わせてロットを決めます。 逆に、ロットを先に決めるとほぼ事故ります。
損切り幅 → ロット → 損失額 の流れは ポジションサイズ計算の基礎 で整理しておくと、損切り幅とロットが常に一体化します。
黄金ルール⑤:損切り幅が“感情”と完全に切り離される
これらの基準を使うと、損切り幅は ・通貨の特性 ・否定ポイント ・相場状況 で決まり、感情が一切入りません。
これが、初心者が最短で「損切り迷子」から脱出する唯一の方法です。
次のパートでは、損切りを設定する際に絶対避けたい 「初心者の損切り5大NG行動」をまとめます。
初心者が絶対に避けるべき「損切り5大NG行動」
ここでは、初心者がほぼ全員やってしまう“危険な損切り行動”をまとめます。 僕自身、過去のトレードノートを振り返ると、このNGをすべて踏んで口座を溶かしました。
逆に言えば、この5つを避けるだけで勝てる負け方(最小損失で撤退)に変わります。
NG①:損切りを“エントリー後に考える”
最悪の負け方です。 エントリー後は必ず感情が入るため、正しい損切り位置が決められません。
損切り → ロット → エントリー の順で設計する習慣は ポジションサイズ計算の基礎 を理解しているかどうかで決まります。
NG②:損切りを途中で“後ろへズラす”
これはほぼ自滅パターン。 損切りをズラすほど、損失が無限に膨らんでいきます。
ズラす癖がある人ほど、否定ポイントの外側に置くルールを徹底してほしい。 それができないと、永遠に損切りから逃げ続けるトレードになります。
NG③:損切りを“実体ベース”に置く(ヒゲ狩りされる)
実体だけを基準にすると、ヒゲで簡単に刈られます。 特に東京時間はヒゲ狩りが多発するため危険です。
実体ではなく“ヒゲの先端+外側”が基本。 ヒゲの見極めには ラインの使い方の基礎 を理解しておくと失敗が激減します。
NG④:値幅(ボラティリティ)を無視して損切りを固定する
どんな相場でも10pips固定、20pips固定…… これは“値動きの性質を無視した損切り”であり、再現性が全くありません。
通貨ごとの値幅や相場の状況を無視した損切りは、 どれだけ上手いエントリーでも簡単に否定されます。
ボラティリティ判断は 通貨の値動きのクセと流動性 を理解しておくと、自然に身につきます。
NG⑤:損切りラインとロットの“整合性”が取れていない
損切り幅が10pipsなのにロットを固定して入ると、 本来の“損切り額”がどんどんズレていきます。
これでは、損切りを守っていても負け方が安定しません。
ロット × 損切り幅 × 最大損失額の整合性は ロット管理の完全基礎 を理解しているかで変わります。
NGを避ける=損切りの“再現性”が確立する
損切りの正しさは、 「再現できるかどうか」 で決まります。
この5つを避けるだけで、損切りは安定し、 勝ち負けに関係なく“生き残り続けるトレーダー”に近づきます。
次のPART10では、この損切り記事の総まとめとして、 “初心者が今日から真似できる損切りテンプレ&次アクション”をまとめます。
初心者が今日から使える「損切りテンプレ」完全版
ここまでの内容を、FX初心者でも“迷わず再現できる形”にまとめました。 僕自身、負け続けていた時期はこのテンプレを徹底したことで、はじめて損切りの不安から解放されました。
このテンプレは押し目買い・戻り売り・レンジ・ブレイクのどれにも対応できます。
① エントリー前に必ず損切り位置を確定させる
損切りはエントリー後に考えると必ず迷います。 まず否定ポイントの外側に損切りを置くのが大前提。
判断が曖昧なら、 レンジと否定ポイントの基礎 を先に確認しておくと、損切り位置が自然に定まります。
② 損切り幅 → ロットの順で設計する
ロットを先に決めると事故ります。 損切り幅が20pipsなら「20pips × 1pipsの価値」で最大損失額を逆算するだけです。
詳しい逆算方法は、 ポジションサイズ計算の基礎 が最も迷いなく理解できます。
③ 損切りは“ヒゲの外側”に必ず置く
ヒゲ狩りを避けるにはこれだけで十分です。 実体ベース=初心者殺し。 ヒゲの外側=プロの損切り位置。
④ 相場が荒れている時は幅を広げる(または触らない)
高ボラ・指標前後はテクニカルが効きません。 最低2倍の損切り幅にするか、ノートレードにする判断が必要です。
⑤ トレーリングストップは“順行後にだけ使う”
含み益が5~10pips出た瞬間にTSを発動すると、ほぼノイズで刈られます。 必ず波の押し戻りを確認してから使うこと。
損切りテンプレ(実戦用コピペOK版)
① 否定ポイントを先に見つける ② 否定ポイントの“外側”に損切りを置く ③ 損切り幅を測り、ロットを逆算 ④ 指値で損切りを固定(成行で動かさない) ⑤ 利益が伸びたらTSで“損切りだけ”移動
このテンプレを守れば、損切りの“迷い”が完全に消えます。
次に読むべき3記事(★を最適配置)
損切りを理解したら、次は「証拠金・レバレッジ・口座選び」の3つを補強すると、 勝ち負けよりも“生き残り”を最速で実現できます。
この3記事は、損切りと最も相性が良く、初心者が事故ゼロで成長するための“安全ハブ”です。
最後に:正しい損切りは「勝てる負け方」を作る
損切りは“勝つための行動”ではなく、生き残るための行動です。 FXは「勝てる負け方」が身についた瞬間、勝ち方も自然に整っていきます。
あなたが今日から損切りの迷いを手放し、 長く生き残るトレーダーの第一歩を踏み出せることを願っています。

