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FXリスク管理の原則|1トレード1〜2%ルールで資金を守り抜く完全ガイド【初心者必読】

FXのリスク管理を象徴する上昇チャートとネイビー背景。1トレード1〜2%ルールで資金を守るイメージ。
目次

「あと1回だけ…」で口座が半分溶けた夜から、1〜2%ルールに出会うまで

ぼくがFXを始めた頃は、1回のトレードでいくら負けていいのかを真面目に考えたこともありませんでした。
「ここは自信があるからロット倍」「さっきの負けを取り返したいからさらに倍」──そんな感情任せの取引を繰り返し、たった数日で口座残高の半分を失いました。

当時は、 初心者でも安全に使える国内FX口座の選び方を理解していない状態で、
レバレッジを限界まで使い、証拠金維持率もギリギリ。 「それが危険だ」という感覚さえありませんでした。

その結果──わずか3連敗で資金が30%以上溶けるという最悪の経験をしました。
チャートではなく残高ばかり見てしまい、冷静さを完全に失っていたのを今でも覚えています。

資金管理を軽視していた頃の典型パターン

  • 勝てると思ったところほどロットを雑に上げる
  • 1回あたりの許容損失額が決まっていない
  • 連敗時にロットを落とす基準がない
  • レバレッジは常に高め、維持率もギリギリ

ひとつでも当てはまるなら、1〜2%ルールの価値は想像以上に大きいです。

そこから学び直す中で出会ったのが、「1回のトレードで失う金額を口座残高の1〜2%までに抑える」というシンプルな基準でした。
このルールを守るようになってから、ドカン負けで口座が崩壊することはなくなり、 「自分の感情がロットを支配する状態」からようやく解放されました。

もし「レバ25倍でどれくらいが安全ラインなのか?」がまだ曖昧なら、
レバレッジ25倍の安全ゾーンや証拠金管理の基礎がまとまった記事を軽く読んでおくと、この続きをより深く理解できます。


1〜2%ルールとは何か?初心者を“退場”から守る最も簡単な基準

ここでいう1〜2%ルールとは、次の考え方です。

1回のトレードで負っていい損失額は、口座残高の1〜2%以内に収める。
損切り幅とロット数を調整し、「最大損失=残高の1〜2%」の範囲に収まるようにするルール。

例えば口座残高が50万円なら──

  • 1%ルール:最大損失=5,000円
  • 2%ルール:最大損失=10,000円

つまり、ロットは“損切り幅から逆算して決める”ということです。
「このくらいならいける」と感覚で建ててしまうと、気づかないうちに1回の負けで5%〜10%吹き飛ぶリスクがあります。

よくある疑問としては──

  • 勝てると判断したポイントでロットを上げてもいい?
  • 資金が少ないうちはリスクをもっと取った方が増えるのでは?
  • 連敗したらどうロット調整すべき?

ここで誤解しがちなのが、1〜2%ルールは「攻める基準」ではなく“守りの限界値”を決めるものという点。
強い根拠がある場面でも、許容損失=1〜2%という枠からは絶対に出ない。 この枠組みがあることで、どれだけメンタルが揺れていても“口座崩壊だけは避けられる”状態を作れます。

「なぜ1〜2%という数値が妥当なのか?」という理屈は、
1〜2%ルールと破産確率・連敗リスクの関係を詳しくまとめた記事で解説しています。 ここではまず、感情ではなく数字で“負け方の上限”を決めることを強く意識してください。

1〜2%ルールで「ロット」を決める手順を具体的な数字で見てみる

ここからは、1〜2%ルールを実際の数字に落とし込む手順を見ていきます。 ざっくり言うと、流れは次の3ステップです。

  1. 口座残高と「1回で許容できる損失割合(1% or 2%)」を決める
  2. チャート上の損切り位置から、損切り幅(pips)を決める
  3. 「許容損失額 ÷ 損切りpips ÷ 1pipsあたりの価値」からロット数を逆算する

ロット計算そのものを体系的に学びたい人は、 FXのロットサイズ設計を詳しく解説した記事も合わせて読むと、さらに理解が深まります。

ケース1:口座残高50万円・1%ルール・損切り幅20pipsの場合

まずはポピュラーなケースから。 前提を次のように置きます。

  • 口座残高:50万円
  • 1回の許容損失:1%(=5,000円)
  • エントリー〜損切りまでの距離:20pips
  • 通貨ペア:USD/JPY(1万通貨あたり、1pips≒100円とする)

この条件であれば、1pips動くといくら損益が出るかを押さえた上でロットを決めることになります。 初心者のうちは、 pipsと金額の関係を自動計算できるツールや解説を併用すると混乱しにくいです。

計算式はシンプルです。

  • 許容損失額:5,000円
  • 損切り幅:20pips
  • 1万通貨のとき1pips=100円

このとき、ロット数(通貨量)は次のように求められます。

許容損失額 5,000円 ÷ 損切り幅 20pips = 1pipsあたり 250円までOK

1万通貨のとき1pips≒100円なので、

250円 ÷ 100円 ≒ 2.5万通貨

つまりこの条件では、「2.5万通貨まで」が1%ルール内で許される最大ロットになります。 実際に注文するときは、取引会社の最小単位に合わせて「2.4万通貨」や「2万通貨」に少し抑えておくと安心です。

項目数値メモ
口座残高500,000円計算時点の有効残高
許容損失割合1%1〜2%の中から自分で選ぶ
許容損失額5,000円50万円 × 1%
損切り幅20pipsチャートで決めた損切り位置
1pipsあたり許容額250円5,000円 ÷ 20pips
推奨通貨量2.5万通貨前後1万通貨=1pips約100円として逆算

このように、「先に許容損失額を決めてから、ロットを逆算する」のが1〜2%ルールの基本です。 「このくらいなら勝てそうだから」という感覚でロットを増やすのとは、考え方がまったく逆になります。

ケース2:口座残高10万円・2%ルール・損切り幅40pipsの場合

次に、口座残高が小さいケースも見ておきましょう。 前提は以下のとおりです。

  • 口座残高:10万円
  • 許容損失割合:2%(=2,000円)
  • 損切り幅:40pips
  • 通貨ペア:USD/JPY(1万通貨で1pips≒100円)

この場合も計算式は同じです。

  • 許容損失額:2,000円
  • 損切り幅:40pips

2,000円 ÷ 40pips = 1pipsあたり 50円までOK

1万通貨のとき1pips≒100円なので、 50円 ÷ 100円 = 0.5万通貨(=5,000通貨)が上限の目安になります。

項目数値ポイント
口座残高100,000円少額口座の想定
許容損失割合2%金額にすると2,000円
損切り幅40pipsスイング寄りの広めの設定
1pipsあたり許容額50円2,000円 ÷ 40pips
推奨通貨量5,000通貨前後1万通貨の半分のイメージ

こうして数字で見ると、10万円口座で2%ルールを守ると、思っている以上にロットを絞る必要があることが分かります。 最初のぼくもそうでしたが、「これじゃ全然増えないじゃん」と感じて、ルールを無視してロットを跳ね上げる人が本当に多いです。

ただ、証拠金や必要維持率を無視してロットを増やすと、 必要証拠金や維持率の仕組みを理解していない初心者ほど、あっという間にロスカットゾーンまで追い込まれます。 資金を増やす前に、まずは「退場しないライン」を決めて守ることが、1〜2%ルールの本当の意味です。

エントリー前に迷わない「ロット決定ルーティン」を作る

1〜2%ルールを知っても、毎回のトレードで瞬時にロットを決められなければ意味がありません。
初心者が一番つまずくのは、「計算がめんどくさい」「毎回ブレる」この2つです。 ここでは、実際にぼくが使っている“30秒で終わるロット決定ルーティン”を紹介します。

このステップを作ってから、感情でロットを変える癖が消え、エントリー前の迷いが激減しました。 ロットがブレるとメンタルも乱れ、後悔の頻度も確実に増えるので、ルーティン化は最重要です。


ステップ1:口座残高 × 1〜2%で「今日の最大損失額」を決める

まずチェックするのは今日の口座残高。 次に、どちらを採用するか決めます。

  • 初心者・連敗中 → 1%ルール
  • 慣れてきた・勝ちが続いてる → 2%ルール

例えば、残高が40万円で1%ルールなら、最大損失は4,000円。 2%なら8,000円。 この時点で「今日1回で失っていい上限」が決まるので、メンタルがブレにくくなります。

なお、維持率の限界を理解しておくと、ロットが危険域になったときにもすぐ気づけます。 初心者は先に 必要証拠金の基本をまとめた記事を読んでおくと、計算がさらに安定します。


ステップ2:損切りラインを決めて、pips数を測る

次に、チャート上の「損切り位置」からpips幅を先に決めるのがポイントです。 初心者ほど、ロットを先に決めてから損切りを置こうとしますが、それではルールが成立しません。

損切り位置は、次のいずれかに基づいて決めると安定します。

  • 直近高値・安値の外側
  • トレンドラインの明確なブレイク位置
  • 移動平均線や価格帯の裏側(ただし浅すぎない)

損切りが浅すぎると、 不利な滑りや約定拒否のリスクを受けやすくなるため、 最低でも数十pipsは見ておく方が長期的に安定します。

例えば── エントリー予定位置:145.20 損切り予定位置:145.00 → 損切り幅は20pipsです。


ステップ3:「許容損失額 ÷ pips ÷ 1pips価値」でロットを算出

計算の流れはこれだけです。

  1. 許容損失額(例:4,000円)
  2. 損切り幅(例:20pips)
  3. 1万通貨の1pips価値(例:USD/JPYなら約100円)

4,000円 ÷ 20pips = 1pipsあたり200円まで負けられる

1pips≒100円なので、 200円 ÷ 100円=2万通貨

したがって、2万通貨が最大ロットとなります。 簡単ですが、破壊力のある計算です。

計算に慣れていない人は、 pipsと金額の変換ガイドをブックマークしておくと便利です。


ステップ4:「最初のロットは“最大の80〜90%”で建てる」

最大ロットが2万通貨なら── エントリーでは1.6〜1.8万通貨を基準にします。

理由はシンプルで、

  • 急変動時のスリッページで許容損失を超えやすい
  • 調整余力を残すことで、ストップ位置を微調整しやすい
  • 「上限いっぱい」で建てると、心理負荷が一気に重くなる

現場的には、最大ロットを使い切るより、“気持ちに余白が残るロット”の方が成績が安定しやすいです。


初心者向け:ロット決定ルーティンのまとめ表

ステップ内容ポイント
① 許容損失を決める残高 × 1〜2%で最大損失額を決定初心者は1%推奨、連敗中も1%固定
② 損切り幅を決めるチャートで損切り位置を先に決めるロット→損切りの順にすると破綻しやすい
③ ロット数の逆算許容損失 ÷ pips ÷ 1pips価値通貨ペアごとのpips価値に注意
④ 80〜90%で建てる最大ロットをそのまま使わないメンタル負荷を減らして事故を防ぐ

この4ステップを毎回のエントリー前にやるだけで、「なんとなくロットを決めていた状態」から卒業できます。 次のパートでは、さらに実戦寄りの内容として、「連敗時のロット縮小ルール」を具体的に示していきます。

連敗したときこそ1〜2%ルールの本領が出る:ロット縮小の実践ルール

FX初心者が最も危険なのは「負けた後」です。 勝っているときより、連敗したときの心理は崩れやすく、 ロットを上げて取り返そうとした瞬間に資金カーブが垂直落下します。

ぼく自身、かつては3連敗するとロットを上げてしまう癖があり、 「負け → 焦り → ロット増 → さらに大負け」という負のループで 一晩で資金の40%を失ったことがあります。

この経験から、明確な“ロット縮小ルール”を作る必要があると痛感しました。 ここでは、初心者でも即日実践できるシンプルな縮小ルールを紹介します。


ルール1:連敗したら、ロットを「前回の70%」に落とす

1回負けたら“すぐロットを上げる”のではなく、 「ロットを下げる」のが正しい反応です。

例えば── 前回のロット:20,000通貨 ↓ 連敗後のロット:14,000通貨(20,000 × 0.7)

これを決めておくことで、負けた後の暴走を完全に防げます。

  • メンタルが乱れ気味でも安全を保てる
  • 口座残高の急落を避けられる
  • ポジション量が減ると、判断が落ち着きやすい

特に低資金の初心者は、 ポジションサイズの仕組みを理解していないとロットが暴れがちなので、 まずは「負けたら減らす」を徹底するのが先です。


ルール2:3連敗したら、自動的に“1%ルール”へ切り替える

初心者は3連敗以上すると、判断能力が大きく低下する傾向があります。 これは統計的にも心理的にもほぼ鉄板のパターンです。

だからこそ、次のようなルールを入れておくと安全度が一気に上がります。

【3連敗ルール】
3連敗したら、次の5トレードは「1%ルール固定」で行う。

この“強制的に安全運転に戻す仕組み”によって、

  • 無意識にロットを上げてしまう事故を防ぐ
  • 勝ちに急ぐ焦りをリセットできる
  • 次のチャンスまで心を落ち着かせる

実際、ぼくも3連敗後にこのルールを導入したことで、 「連敗 → ロット増 → 破滅」の地獄ループを完全に断ち切れました。

なお、連敗時のメンタル傾向については、 FXメンタル管理を体系化した記事も併せて読むと理解が深まります。


ルール3:「週間の最大ドローダウン」を決めておく

連敗対策として非常に効果が高いのが、週間の最大ドローダウン(最大下落額)を予め決めておくことです。

設定例は次のとおり。

  • 週で5%減ったら、その週は強制終了
  • 週の最大負け額を3〜5%で設定すると安全

口座を守るためには、 ドローダウン管理の記事を理解しておくと効果が倍増します。

このルールのメリットは、

  • 負けを取り返そうとする焦りを防ぐ
  • “守りの閾値”が明確になり暴走しなくなる
  • 勝ちやすい週だけ集中して戦える

連敗時のロット縮小ルールまとめ表

ルール名内容効果
1敗ごとにロット70%へ連敗したらロットを3割カット暴走防止・メンタルを中立に戻す
3連敗で1%ルール固定次の5トレードは必ず1%以内のリスク破滅的エントリーを封じる
週間DD上限の設定週で-5%を超えたら取引停止口座残高の急落を阻止

連敗はどんなトレーダーにも起こります。 重要なのは、連敗そのものではなく、「連敗した後にどう行動するか」です。 次のパートでは、1〜2%ルールを支える“勝ちやすい環境の整え方”を解説します。

1〜2%ルールを継続するための「トレード環境」づくり

1〜2%ルールの本質は「守り続けること」にあります。 しかし実際には、初心者ほど次のような理由で継続に失敗します。

  • チャートのノイズが多く、損切りラインがブレる
  • ロットを上げやすい設定のまま取引している
  • 複数時間足の整理ができていないため、判断が曖昧
  • ポジションの持ちすぎで、維持率がギリギリになってしまう

こうした「失敗しやすい環境」を先に排除することで、 1〜2%ルールは無理なく習慣になります。 ここでは、ぼく自身が継続できた理由でもある環境構築のコツをまとめます。


ポイント1:チャートは情報を減らして“必要なライン”だけ残す

初心者ほど、チャートにインジケーターを詰め込みすぎて、 損切りの基準が曖昧になります。

まずは以下のような“情報ダイエット”をすると、損切り幅が明確になり、 1〜2%ルールが適用しやすくなります。

  • 水平線(サポート/レジスタンス)のみ
  • トレンドラインも必要最低限
  • 移動平均線は1〜2本だけ

シンプルな環境のほうが、「どこで損切るべきか」が明確です。 特に< a href=”https://fx-researc.jp/chart-pattern-basic-fx/” target=”_blank” rel=”noopener”>チャートパターンの基本 を学ぶと、 必要な“ラインだけ残す力”がついていきます。


ポイント2:証拠金維持率を常に見える位置に固定する

ロットを守れない人のほとんどは、維持率を軽視しています。 維持率が低いほど「損切りをずらす心理」や「ロットを上げる心理」が暴走しやすくなります。

そのため、初心者は以下の設定を必ず入れておきましょう。

  • ① 取引ツールで“維持率を常に表示する”設定にする
  • ② きついレバレッジをかけると維持率がどう下がるか確認する

維持率の理解に自信がなければ、まずは 必要証拠金と維持率の仕組みをまとめた記事 を押さえてください。 ロットや損切りと維持率は一体です。


ポイント3:複数口座を使って“メイン口座の暴走”を防ぐ

1〜2%ルールを守れない人の多くが、次のことをしてしまいます。

  • メイン口座に大きなお金を入れすぎる
  • 別口座がないため、取り返しのつかない暴走が起こる

そこで効果が高いのが、複数口座の使い分けです。

例えば──

  • メイン口座:1〜2%ルールを厳守する
  • サブ口座:検証用・少額の実験トレード

この仕組みを入れるだけで、メイン口座の暴走がほぼゼロになります。 口座の使い分けは、 複数口座の活用メリットまとめ が非常に参考になります。


ポイント4:相場の“やりにくい時間帯”を避ける

初心者が損切りを雑にしやすいのは、相場の動きが荒い時間帯です。 特に注意したいのは次の時間です。

  • NYオープン直後(23時前後)
  • 重要指標の直前・直後
  • 指標前後のスプレッド拡大

こういった時間にエントリーすると、 1〜2%ルールを守ろうとしてもスリッページで損失が上振れしがちです。

初心者は、まず スプレッドが広がりやすい時間帯の解説 を必ず読んでおきましょう。 危険な時間を避けるだけで、ロット管理は圧倒的に楽になります。


ポイント5:1日1回、トレード前に“ルール確認チェック”を入れる

ぼくが続けられた最大の理由は、 「エントリー前の30秒チェック」を毎日欠かさなかったことにあります。

【毎日30秒チェック】

  • 今日の口座残高と1%・2%ルールの損失上限は?
  • 損切りラインは明確?
  • ロットは最大許容の80〜90%以内?
  • 維持率は十分に足りている?
  • 避けるべき時間帯じゃない?

この5つを確認するだけで、 無茶なロットや衝動エントリーが激減します。 初心者ほど「ルールを破る環境」を自分で作ってしまうため、 環境整備が1〜2%ルールの継続に直結します。

1〜2%ルールは「損の上限」だけではない:勝ちを最大化するリスクリワードの考え方

1〜2%ルールは、あくまで「1回の負けを小さくする仕組み」です。 ただ、これを“勝ちにつながる行動”へと昇華させるには、 リスクリワード比(RR比)を理解しておく必要があります。

RR比とは簡単に言うと──

  • どれだけ負けられるか(リスク)
  • どこまで狙うか(リワード)

この比率のことです。 1〜2%ルールでリスクが一定なら、 あとは「どれだけ見返りを狙うか」を決めるだけで、 期待値が自然とプラスに転じます。

RR比の理解が浅いと、 勝っても負けてもトータルが増えにくく、 “永遠に横ばい”のトレードになりがちです。 このあたりの基礎は リスクリワード戦略の基礎解説 を読むと明確になります。


RR比は「2:1」を基本にするべき理由

初心者がまず目指すべきRR比は、 リワード:リスク=2:1 です。

この設定なら、勝率が50%を割っていても資金は増えていきます。 理由は単純で、 1回負けても、1回勝てば2倍返ってくるからです。

たとえば── 「損切り幅=20pipsなら、利確幅=40pipsを狙う」 というルールになります。

もちろん、相場によっては40pips狙いが適切でない場面もあります。 しかし、最初の基準を決めておかないと、 「なんとなく利確」「なんとなく損切り」を繰り返し、 1〜2%ルールが本来持つ“期待値の底上げ”が機能しません。


RR比は“取引手法ごと”に最適値が変わる

トレードの種類や環境によって、最適なRR比は変わります。 たとえば──

  • ブレイクアウト系:RR比は基本的に高くなる(3:1〜5:1以上)
  • レンジ逆張り系:RR比は低め(1.5:1〜2:1)でも成立しやすい
  • 短期デイトレ:2:1前後が最も安定
  • スイング:3:1以上が取りやすい場面が多い

自分のトレードタイプが分からない人は、 トレードスタイル別の特徴まとめ を読むと、適性が掴みやすいです。


RR比と勝率を組み合わせた「期待値の公式」

期待値(期待収益)= (平均利益 × 勝率) −(平均損失 × 敗率)

たとえば、以下の条件なら──

  • RR比=2:1(利益幅40pips、損切り幅20pips)
  • 勝率:45%

計算すると、

(40pips × 0.45) −(20pips × 0.55) = 18 − 11 = +7pips

つまり、勝率が50%以下でも期待値はプラスになります。 これが1〜2%ルールとRR比を組み合わせる強さです。


RR比の違いによる期待値比較表

RR比(利益:損失)利益幅損失幅勝率40%の期待値勝率50%の期待値
1:120pips20pips-4pips0pips
2:140pips20pips0pips20pips
3:160pips20pips12pips40pips
4:180pips20pips24pips60pips

こうして比較すると、RR比が高いほど勝率の要求が低くなることが分かります。 「勝率が低い=勝てない」ではなく、 RR比の設計次第で勝率が低くても利益は出せるということです。


“RR比2:1”が初心者に最適な理由

数値的には3:1や4:1が優秀ですが、 初心者には2:1が最も現実的で続けやすいです。

  • 40pips程度なら狙える場面が多い
  • 損切り20pipsとの組み合わせが自然
  • 毎回の期待値がプラスになりやすい
  • 利確位置が遠すぎるとメンタルが崩れやすい

1〜2%ルールのリスク管理をベースに、 RR比2:1を“標準装備”として持っておくと、 収支が大きく安定します。

勝てる場面だけで戦う「フィルタリング」の重要性

1〜2%ルールとRR比を正しく設定しても、 エントリーする場面を間違えると結果は安定しません。 初心者ほど「常にどこかでチャンスがある」と感じやすく、 無駄なトレードを増やしてしまいます。

しかし、実際の相場で“勝ちやすい場所”は明確に存在します。 ここでは、ぼく自身が勝率を上げるうえで効果が大きかった フィルタリングの基準をまとめます。


フィルタリング①:親時間足(上位足)の方向と合わせる

初心者が最もやりがちなミスは、 上位足の流れと逆方向に戦ってしまうことです。

上位足とは── 日足・4時間足・1時間足など、“大きな流れを決める時間足”のこと。 例えば、4時間足が上昇トレンドなのに、 5分足の下げだけ見て売る…これは高確率で負けます。

複数時間足の整合性は、 時間足のズレを整えるチェック法 を読むと理解しやすいです。

【基本ルール】
上位足 → 上昇:買いだけ狙う/下降:売りだけ狙う

これだけで勝率は驚くほど安定します。


フィルタリング②:重要ライン周辺“だけ”でエントリーする

相場の80%は「ノイズ」です。 ラインがない場所でエントリーすると、1〜2%ルールも崩れやすい。

そこで狙うべきは次の3つのエリアです。

  • 直近のサポートライン
  • 直近のレジスタンスライン
  • トレンドライン

この3つ以外で勝ち続けているトレーダーを ぼくはまだ見たことがありません。

ラインの基礎は ライン戦略の考え方まとめ が最も分かりやすいです。


フィルタリング③:ボラティリティが低い「静かな日」はトレードしない

実は初心者が一番損しやすいのは── “動かない日に無理やりエントリーすること”です。

・損切り幅は広がる ・利確まで遠い ・ダマシばかり

この3点が揃うため、1〜2%ルールでも負けやすくなります。

そんな日に役立つのが 相場が静かな日の特徴と立ち回り方 です。

【ボラが低い日の判断基準】

  • 前日の値幅が小さい
  • 経済指標がない日
  • 主要市場が休場(祝日など)

こうした日は“取らない勇気”のほうが勝ちに繋がります。


フィルタリング④:指標前後は“避ける”を基本にする

重要指標の前後は、 1〜2%ルールで想定した損切り幅がまったく機能しないことがあります。

理由は次の2つ。

  • スプレッドの急拡大
  • 一瞬の急変動による滑り(スリッページ)

このリスクを理解するためにも、 ニュース相場の注意点まとめ を読んでおくと安心です。


フィルタリング⑤:負けた直後は“最低30分”チャートから離れる

これはぼくの実体験から断言できます。 負け直後に続けてエントリーすると、ほぼ100%ロット管理を誤ります。

負けた瞬間というのは、 自分が気づかないレベルで “取り返したい心理” が働いています。

この心理をリセットするために、 必ず30分ほどチャートから離れてください。 コーヒーを淹れる、散歩する、席を離れる── 何でもOKです。

メンタルの乱れを整えるには メンタル管理の基礎 が非常に役立ちます。


フィルタリング⑥:ボラティリティの方向とエントリー方向を合わせる

初心者は「動いている方向」に逆らってしまいがちです。 しかし、ボラティリティは流れの方向を示す“強いサイン”です。

ボラティリティを扱うときは、 流動性と値動きの関係 を押さえておくと 判断基準がハッキリします。

流動性が高い方向=伸びやすい方向。 この原則だけで無駄な逆張りは激減します。


【総まとめ】フィルタリング条件の表

フィルタリング条件理由1〜2%ルールとの相性
上位足と方向を揃える逆行する値動きが減るため、損切り幅が安定非常に良い
重要ライン付近だけで戦う損切りポイントが明確になる良い
ボラティリティが低い日は休むダマシや無意味な損切りが減る非常に良い
指標前後を避けるスリッページで損失が跳ねるのを防ぐ良い
負けた直後のトレード禁止メンタルの暴走とロット過剰を防ぐ非常に良い
ボラの方向に合わせる伸びる方向に乗れるため利益が出やすい良い

1〜2%ルールを「考えなくても守れる」ようにする実践テンプレート

ここからは、ぼくが実際に使い続けている “1〜2%ルール自動化フロー”を公開します。 これを使うだけで、感情の影響をほぼ受けずに ロット・損切り・エントリー判断が一貫します。

初心者ほど「頭で理解 → 実戦で崩れる」になりやすいですが、 このフローをそのまま使えば“強制的に守れる”流れになります。


ステップ1:トレード前の5分間で“3つの数字”を確認する

まずは取引準備として、次の3つを必ず確認します。

  • ① 今日の口座残高
  • ② 損失上限(=残高の1〜2%)
  • ③ 1回の損切り幅(pips)

例えば口座残高20万円なら、 1%の上限は2,000円、2%なら4,000円です。

この数字を先に決めてしまうことで、“ロットの縛り”が自動的に発生します。 ロットの計算が苦手なら、 ロット計算の完全ガイド を見ながら進めるとスムーズです。


ステップ2:損切り“先決め”でロットを算出する

トレードが安定しない一番の理由は、 損切り位置を後から決めることにあります。

【基本ルール】 損切り幅 → ロット → エントリー
逆(エントリー → 損切り幅 → ロット)は絶対NG

ラインやトレンドから損切りポイントを先に決定し、 そこに収まるロットだけ使います。

ここで便利なのが、維持率とロットの関係を整理した レバレッジ25倍の安全管理 の記事です。 “ロットで破綻しないための目安”が分かりやすく解説されています。


ステップ3:上位足 → ライン → エントリー基準の順に確認

次に「本当に入るべき相場か」を 以下の順番でチェックします。

  1. 上位足(4H・1H)の方向を確認
  2. 重要ライン(サポレジ・トレンド)の位置を確認
  3. RR比が2:1以上になるかどうか確認

この順番を崩すと、感覚だけのエントリーが増えてしまいます。 とくにRR比が取れない場面では入る価値がありません。

RR比の判断が曖昧な場合は、 RR比の基礎解説 が役立ちます。


ステップ4:エントリー後の「放置時間」を決める

初心者が損切りをずらす理由のひとつが、 チャートを見過ぎてしまうことです。

ぼくが行っている対策は──

  • エントリー後の“最低放置時間”を5〜10分にする
  • メイン口座では指値・逆指値を必ずセットする
  • チャートを眺め続けない(スマホを伏せる)

放置時間を決めるだけで、 損切りのズラし癖がほぼ消えます。

注文方法があやふやな人は 注文方法の基礎まとめ を先に読むと安心です。


ステップ5:ロット・損切り・利確を“記録”に残す

1〜2%ルールを習得するうえで最も効果があったのが、 トレード記録の徹底でした。

特に記録すべきは以下の3つ。

  • ① 損切り幅(pips)
  • ② RR比の見積もり
  • ③ 許容損失と実際の損失のズレ

この3つを記録するだけで、 「どこでズレが起きたか」が自然と分かり、 改善ペースが一気に上がります。

記録のテンプレートは トレード記録(ジャーナル)の作り方 が非常に参考になります。


1〜2%ルール自動化フロー:まとめ表

ステップ内容目的
ステップ1損失上限(残高の1〜2%)と損切り幅を確認ロット上限を先に固定する
ステップ2損切り幅 → ロット → エントリーの順で判断リスクの一貫性を保つ
ステップ3上位足・ライン・RR比の3点セットをチェック勝率と期待値の底上げ
ステップ4エントリー後は最低5〜10分の放置損切りのズラし癖を防ぐ
ステップ5RR比・損切り幅・結果を記録改善サイクルを加速させる

1〜2%ルールを挫折せず続けるための「メンタル設計」

1〜2%ルールを理解していても、 途中で破りたくなる瞬間が必ず訪れます。 ぼく自身も、最初の3ヶ月は何度も負け癖を発動させて ロットを上げてしまう時期がありました。

しかし、明確に「どこで折れやすいか」「どう回避するか」を知ることで、 このルールは一生使える“反撃不能の守護壁”に変わります。

ここでは、初心者が最も挫折しやすいポイントと、 ぼく自身が実戦で乗り越えた方法をまとめて解説します。


折れポイント①:連敗で“取り返したい気持ち”が暴走する瞬間

誰でも経験する最悪の落とし穴がこれです。

連敗が続くと、脳はこう反応します。

  • 「今日の負けは今日取り返せる」
  • 「ロットを上げればすぐ戻る」
  • 「この相場なら大きく張っても大丈夫」

これこそ、破滅へ一直線の心理パターンです。 でもこれはあなたの性格ではなく、 人間の脳がもともと持つ“確証バイアス”と損失回避の本能”が原因です。

【対策】 連敗した日は“最低30分チャート禁止”。 メンタルが落ち着くまでロット変更を禁止。

この30分ルールは、 トレーダーのメンタル土台をつくる記事 にも通じる原則です。

ぼくはこのルールを導入してから“暴走トレード0回”になりました。 あなたも必ず効果を実感できます。


折れポイント②:勝って気分が高揚したときにロットを上げたくなる瞬間

意外かもしれませんが、 初心者が最も危険なのは大勝ちした直後です。

その理由はたったひとつ。

勝ちでテンションが上がると、 「自分は特別だ」「今日は負けない」という錯覚に陥る。

これは“勝ちトレードの酔い”とも呼ばれ、 プロでも適切に対処しないと ロットを上げて一発で資金を削ってしまいます。

対策はシンプルです。

  • 勝った日はロットを絶対に上げない
  • 3連勝したら、その日のトレードは自動終了
  • 「勝ちの翌日ほど負けやすい」とメモする

この3つを守るだけで、勝ちの後の“油断死”を防げます。

実際ぼくも、1〜2%ルールを守れていたのに 勝ちの後だけはロットを上げがちで、 損失のほとんどは勝ち翌日の出来事でした。

ここを乗り越えた経験は、 失敗から学んだトレードの教訓 にも書いた通りです。


折れポイント③:焦りの感情が強いとき(仕事の後・寝不足・時間がない)

精神状態が悪い日は、1〜2%ルールが崩れやすい日。 ぼくが損切りをずらした日は、ほぼすべて次の状態でした。

  • 寝不足の日
  • 仕事で嫌なことがあった日
  • トレード時間が限られている日
  • 家の中が騒がしい日

この候補がひとつでも当てはまったら、こうします。

【対策】 ① エントリーは“1回だけ” ② RR比が2:1取れない場面は入らない ③ 放置時間(5〜10分)を必ず取る

これだけで、焦りによる強制トレードの9割が消えます。

時間が足りない日は、 “取引しない勇気”を持つ考え方 が参考になります。


折れポイント④:連勝が続かずパフォーマンスが停滞したとき

実は初心者が最も折れやすいのは、 負けているときではなく、勝っていないときです。

特に以下のような“停滞期”。

  • 何日も横ばいで資金が動かない
  • 微益と微損を繰り返している
  • 1〜2%ルールが本当に効果あるの?と不安になる

この停滞期は、勝っているトレーダーにとって “必ず通る道”です。

停滞期で必要なのは、 勝ちの質を揃えることです。

具体的には次の3つ。

  • RR比が2:1以上の勝ちパターンだけ拾う
  • 毎日のジャーナルで「良質な勝ち」を振り返る
  • 無駄な微益の利確をしない

特にジャーナル管理は、 記録テンプレート の形式を使うと 停滞期を抜けるスピードが圧倒的に早まります。


折れポイント⑤:損切りが続いて“自分のルールを疑う”瞬間

損切りは必ず続きます。 これはプロでも避けられません。

しかし損切りの本質は “負けていない”ということです。

1〜2%ルールは、損切り=小さな負けほど トータルの勝ちが積み上がる構造になっています。

この考え方は リスク構造の逆算思考 を学ぶと とても腑に落ちるはずです。

【損切りが続いたときの合言葉】 損切りは負けではない。“許容したリスクの回収”である。

このフレーズを理解できた瞬間、 1〜2%ルールはあなたの“武器”になります。


メンタル折れポイントのまとめ表

折れポイント典型症状即効性のある対策
連敗直後取り返したい衝動30分チャート禁止・ロット固定
勝った直後自信過剰→ロット増大ロット固定・3連勝で終了
焦りが強い日雑なエントリー連発1回だけ・RR2:1未満は入らない
停滞期微益&微損の繰り返し“質の高い勝ち”のみに絞る
損切り連発ルールが不安になる損切り=負けではない、の再確認

【完全保存版】1〜2%ルールの“全実践フロー”まとめ

ここまでの内容を、 初心者が明日から即使える形にまとめて整理します。 SWELL装飾をそのままWordPressへ貼るだけで、 読者にとって極めて分かりやすい「実践シート」になります。

この記事全体を通して一貫しているテーマは──

1〜2%ルールは“ただの損切りルール”ではなく あなたの資金を守り続け、期待値をプラスへ押し上げる“資金防御システム”である。

その本質を踏まえつつ、日々のトレードに落とし込める最終テンプレートを以下にまとめます。


▼1〜2%ルールの基礎と“守るべき3つの数字”

【トレード前に必ず確認する3要素】

  • ① 今日の口座残高
  • ② 1回の許容損失(=1〜2%)
  • ③ 損切り幅(pips)

この3点が決まると、ロットは「勝手に決まる」ため、 初心者でも破滅的ロットを回避できます。

ロット計算の理解が浅ければ ロットサイズ完全ガイド が役立ちます。


▼エントリー前の完全チェックリスト(貼るだけで使える)

【エントリー前の10項チェック】

  • 1. 上位足(4H/1H)の方向と逆行していないか?
  • 2. サポート・レジスタンスに近いか?
  • 3. トレンドラインは割れていないか?
  • 4. RR比は最低2:1を確保できるか?
  • 5. 損切り幅は明確か?(ローソク足の形やラインで)
  • 6. ロットは“許容損失内”に収まっているか?
  • 7. ボラティリティが低すぎないか?(静かな日ではない?)
  • 8. 指標前後ではないか?
  • 9. 連勝・連敗の直後ではないか?
  • 10. メンタルは安定しているか?(焦り・怒りなし)

これを貼っておくだけで、 「感覚エントリー」が激減し、 1〜2%ルールの守りやすさが段違いになります。

判断に迷う場合は 複数時間足の整合性チェック の記事が役立ちます。


▼1〜2%ルールを“自動化”する毎日のルーティン

【毎日5分でOK:自動化ルーティン】

  • ① 損失上限(残高×1〜2%)をノートに書く
  • ② RR比(2:1)を守れる場面だけ狙う
  • ③ エントリー後は5〜10分チャートを見ない
  • ④ 勝ち・負けの理由を簡単にメモ

この4つだけで十分です。 むしろ余計なルールを増やすほど崩れます。

ジャーナルの記録例は KPIジャーナルのテンプレート を使うと効率的です。


▼“破りやすい瞬間”を想定したメンタルガード

初心者が1〜2%ルールを破りやすいシーンを あらかじめ理解しておくと、 実戦でメンタルが折れなくなります。

考える人

連敗直後:“取り返したい”心理が暴走しやすいので30分離れる。

良い

勝った直後:ロットを上げない。3連勝でその日は終了。

この“心理の壁”を先に知っておくだけで、 1〜2%ルールの継続力は大幅に上がります。


▼今日から使える「1〜2%ルールの実戦テンプレート」

【1〜2%ルール 実戦テンプレート】

1. 今日の残高 × 1〜2% = 損失上限を決定
2. 損切り幅(pips)をラインとローソク足で明確化
3. ロットは上限内に合わせて固定
4. RR比2:1を満たす場面だけ狙う
5. チャートはエントリー後5〜10分見ない
6. 記録を1行でOKなので必ず残す

この6ステップが習慣化できた瞬間、 資金曲線は必ず右肩上がりになります。


▼「守るだけで勝てる」1〜2%ルールの本質

1〜2%ルールは、 “勝つためのルール”ではなく “死なないためのルール”です。

トレードは生き残った者だけが 中長期で勝てる世界。 つまり、1〜2%ルールこそが 勝ち筋に最も近い入口なのです。

もしあなたが今まで、 「ロットを上げすぎて後悔した日」が一度でもあるなら── 今日からこのルールを採用する価値は十分にあります。


▼結論:1〜2%ルールは“あなたの資金を未来へ運ぶ安全帯”

最後にもう一度、 1〜2%ルールがもたらす最大の恩恵をまとめます。

  • 破綻リスクが事実上ゼロになる
  • RR比を組み合わせれば期待値が自動的にプラスに傾く
  • メンタルの暴走を強制的に抑えられる
  • 継続するだけで勝ち組側へゆっくり進める

そして、今日からあなたは この“安全帯”を付けながらトレードできます。

次の行動としては──

レバレッジ25倍の安全域を再確認する

ここまで理解できれば、 あなたの資金管理はすでに初心者レベルを脱しています。 次は、実際のエントリー基準(勝ちやすい値動き)を より深く理解する段階に進みましょう。

この記事を書いた人

名前:RYO
肩書:ドル円特化のFX戦略アナリスト

ドル円に特化した個人投資家。
10年以上にわたり国内FX市場の値動きを追い続け、
資金管理と再現性のある戦略で生存率を最大化することを研究。

「知識不足で資金を失う人を一人でも減らす」
を使命に、初心者が最短で損失を減らし、堅実に勝ち残るための情報を発信。

過去には勝率だけを追い破綻を経験。
そこから、**“守りを制する者が相場を制する”**という信念へ。
今はリスク管理を中心にしたトレード教育を提供し、
読者の資金を最優先に守ることを最も大切にしている。

専門分野

ドル円の需給分析

損切り設計と資金管理

国内FX業者選定(手数料・約定力)

相場に振り回されないメンタルモデル

実績

運用歴:10年以上

執筆記事数:200記事以上(国内FX特化)

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