「逆張りしたら勝てそう」…その直感こそが最大の罠
僕がFXを始めた頃の話をします。
チャートを見ていると、 大きく上がったり下がったりした後に、 必ず少しだけ戻るんです。
だからこう思いました。
「天井で売って、底で買えば無敵じゃん」
これ、ほぼ全ての初心者が抱く思考です。 でも現実は…
逆張り=初心者の死亡率99%
強烈な上昇相場で 「そろそろ下がるだろう」と売ったらその瞬間に爆上げ。
底抜け相場で 「今が底!」と買ったら更に真っ逆さま。
チャートは、 あなたの希望を粉々にしてきます。
なぜ逆張りは初心者を破壊するのか?
理由はシンプルで、
- 相場の流れに逆らっている
- 損切りが遅れやすい
- 「戻るはず」という願望が増幅する
つまり、
逆張りは「感情に支配される戦い方」
人間の脳は、 含み損を認めたくないという仕様になっています。
その結果、 損切りできず、地獄へ直行。
順張りは「力に乗る」戦い方
順張りは、 今動いている方向に一緒に乗るだけ。
サーフィンを想像してください。
- 波に逆らって泳ぐ → 体力ゼロで溺れる
- 波に乗る → 少ない力で遠くまで行ける
これと同じで、
初心者は波(トレンド)を利用した方が楽に勝てる
初心者が最初に覚えるべき「勝ちやすい瞬間」
いきなり全部勝つ必要はありません。
勝ちやすい相場だけ戦うというのが正解。
その瞬間が来たらエントリーし、 来なければ何もせずに待つ。
この「待つ勇気」で勝率は劇的に改善します。
プロの9割は
待っている時間が大半です。
順張りを体系的に学ぶ → トレンドフォロー戦略の基本
逆張りの罠 → 逆張りで崩壊する場面
勝ちやすい時間帯はこちら → 市場時間帯別の特徴
次パートでは、 逆張りと順張りの本質的な違いを、 「損益の増える速度」と絡めて解説します。
ここを理解するだけで、 あなたの勝率は劇的に変わります。
逆張りはトレンドに逆らい、順張りはトレンドに乗る
逆張りと順張りの違いを、まず言葉で整理します。
| 戦略 | 方向性 | 勝ち筋 | 初心者向き? |
|---|---|---|---|
| 順張り | 流れに同調 | そのまま流れに利益が乗る | ◎ |
| 逆張り | 流れに逆らう | 運良く反転した瞬間のみ勝つ | ✕ |
見ての通り、 条件が厳しいのは逆張りです。
損益速度の違いが「初心者殺し」になる
相場の勢い(ボラティリティ)が強いとき、
- 順張り → 流れに乗れる → 利益が一気に増える
- 逆張り → 流れに逆らう → 損失が一気に膨らむ
つまり、同じタイミングで入っても
逆張りは負けが速く、順張りは勝ちが速い
この“速度差”が初心者の寿命を決めます。
逆張り:小さく勝ってドカンと負ける
逆張りが怖いのは、 成功体験が積み上がることです。
ちょっと反転したときに勝てるので、
- 「俺、読みが当たる」と錯覚する
- ロットを上げてしまう
- トレンドに飲まれた瞬間に死亡
経験者は全員知ってるはず… 逆張りの勝ちは、次の退場の前触れです。
退場の原因を回避する → ロスカットの真実
順張り:ある程度の雑さでも利益が伸びる
順張りには、初心者にとって圧倒的メリットがあります。
- 方向が合っていれば利益が伸びる
- 損切りも浅くできる
- 余裕ができるから感情も安定
特に
損小利大が自然に形になる
これが勝利の王道。
利益を伸ばす技術 → 利確の最適化
逆張りは「プロの戦い方」、順張りは「初心者の救命具」
逆張りは、 底や天井を根拠を持って判断できる人向け。 経験・統計・観察力、すべてが必要です。
プロの戦いを初心者が真似すれば、 当然狩られる側になります。
結論:
初心者は順張り一択 逆張りは上級編
プロはどう戦う? → トレード設計のテンプレート
次パートでは、 初心者が最初に狙うべき「勝ちやすい相場条件」 を具体的に示します。
ここが腹落ちしたら、 あなたの勝率は確実に跳ね上がります。
勝ちやすい相場条件=「力が偏っている場所」だけ狙う
FXは「上がる力」と「下がる力」の綱引きです。
じゃあ、勝ちやすいのは?
- どちらか一方が明確に勝っている相場
- 迷いが少ない相場(方向性がハッキリ)
- 流れが止まる兆候がない相場
つまり、初心者がまず狙うべきは
明確なトレンドが出ていて、押し戻りで入る場面
逆に、 レンジ(横ばい)相場は、 プロの狩場です。
勝てる相場の簡易チェックリスト
難しいインジは不要。 まずはこれだけでOK👇
- 高値・安値が更新されているか?
- 移動平均線が傾いているか?
- 押し目・戻り目が綺麗に出ているか?
これが揃えば、 順張りの成功率は一気に上がります。
移動平均線で確認する方法 → 初心者向けMA戦略
「ボラティリティがある相場」を狙う理由
値動きがなければ利益は生まれない。
トレンドがある+ しっかり動いている =稼ぎやすさが最大化します。
逆に… 静かな相場は、
エントリーした瞬間に暇&不安
精神が耐えられず、 意味不明な場所で触ってしまい負けます。
通貨ごとの動きやすさはこちら → 初心者向け通貨ペアランキング
具体的に狙う場面=「押し目買い&戻り売り」
実はこれだけで勝てる。
- 上昇 → 一旦下げたところで買う
- 下降 → 一旦上げたところで売る
むしろ、 トレンドが出ているのに逆張りしたらダメ。
逆張りは、 トレンドが終わりかけの時だけプロが狙う場所。
環境認識の基礎はこちら → 相場状況の見極め方
次パートでは、 絶対に狙ってはいけない「初心者殺しの相場条件」 を先に把握します。
負けるポイントを消す。 勝率の最短ルートはそこです。
勝てない相場は「戦わない」が正解|防御こそ最大の攻撃
FXで勝てない人には共通点があります。
勝ちにいくことばかり考えて、「負けない」ための戦略を持っていない
しかし、僕が勝ち残ったトレーダーから教わった最初の一言は
「勝てる場所より、負ける場所を排除しろ」
この発想がない限り、いくら勉強しても口座残高は増えない。 むしろ努力すればするほど、相場の餌になるのが現実です。
だからここでは、初心者がまず絶対に避けるべき相場だけを徹底的に共有します。
①レンジ相場(横ばい)=プロの狩場
「動いてないから安全」と思っていませんか?
真実はその逆。 レンジはプロが初心者から小さな負けを大量に奪う場所です。
なぜか?
- 抜けたと思わせて逆方向へ急反転(フェイク)
- ブレイク前にポジションを振り落とされる
- 損切りを量産し、資金がどんどん削られる
僕がFXを始めたときの損失の8割以上は この地獄のレンジ相場でした。
レンジで勝とうとするのは、
素手でライオンに殴りかかるようなもの
初心者は絶対に手を出さない一択です。
理解を深めるなら👇
②ニュース直後(指標直後)=アルゴの高速蹂躙
雇用統計やCPIなどの指標時は、 秒速勝負のハイレベル戦です。
実際に起きる現象:
- スプレッドが10倍以上に広がる
- 約定拒否、注文滑り(スリッページ)連発
- 「勝ったと思った瞬間に損失へ」
つまり、
ルールが変わる特殊ステージ
初心者が出陣する場所ではありません。
③上位足が迷っている時(日足レベルで方向不明)
下位足(1分、5分、15分)だけ見ると 動いていそうに見える。でも実際は…
- 上位足にぶつかってすぐ反転
- ノイズだらけで連続負け
- 「あれ?自分だけ勝てない…」
原因は単純。
相場が迷っているから、あなたも迷わされているだけ
上位足が方向を示していない限り、 そこは勝てる場所じゃないのです。
勝者のルール:「待つ勇気がない者は退場する」
プロの多くはこう語ります。
初心者は負けに行っている プロは勝てるときにしか動かない
僕も昔、毎日毎日エントリーしなければ不安でした。
でもそれは、
相場中毒でありカモの行動
FXの本質を知ってから、 「今日はやらない」 という選択が最強の武器になりました。
勝つための第一歩は、
戦う相場を選ぶ目を持つこと
これができれば、 勝率は自然に跳ね上がります。
次パートでは、 初心者が順張りで利益を伸ばせる “具体的な戦術” に突っ込みます。
ここから「勝ち方の型」を手にします。
順張りで勝てるとき=「波に乗れている」とき
順張りのゴールは、
大きな流れに乗り、少ないストレスで利益を伸ばすこと
漠然と上昇・下落だと判断するのではなく、 自分が乗っている波の強さを認識することが重要です。
そのために初心者が覚えるべき戦術はたった3つ👇
- 押し目買い
- 戻り売り
- 利を伸ばす管理
①押し目買い:上昇トレンド中の最強技
高値更新 → 少し下げたら → 買う
つまり、
割安になった瞬間に上昇の流れに再接続する技
ただし、 押しすぎている場合はトレンド終了の可能性あり。
押し目の見極め方 → 移動平均線×押し目の基本
②戻り売り:下降トレンドで最重要
安値更新 → 少し上げたら → 売る
初心者は「反発=上昇」と思い込みがちですが、 下降中の反発は売りのチャンスです。
戻りの勢いが弱いほど強いトレンド継続を示します。
下降トレンドの読み方 → トレンドフォロー完全ガイド
③利を伸ばす管理:勝つときにしっかり勝つ
初心者は利益をすぐ確定してしまう病にかかっています。
しかし、勝者の思考は逆👇
勝てるときに、勝ちきる
そのためには
- ストップを建値に移動
- トレイリング(追随)を使う
- 利確目標を相場に決めさせる
利を伸ばす実践手法 → 利確戦略の最適化
3つを組み合わせれば、 たとえ勝率5割でも資金は増え続ける構造が作れます。
逆に… 勝率が高いのに資金が増えない人は、 大抵利を伸ばせていないだけなんです。
パート6では、 「負けない順張り」のリスク管理 へ進みます。
攻めの前に守り。 ここを抑えないと連敗で崩れます。
順張りでも油断した瞬間に崩れる
順張りは初心者が勝ちやすい戦略ですが、 リスク管理が欠けると一瞬で水の泡になります。
理由はシンプル👇
- 間違った方向に乗ったときのダメージが大きい
- 気づけばトレンド終了 → 逆行地獄へ
- 「まだ助かる…」と損切りを伸ばして破滅
だから順張りこそ、 負けを小さくする技術が必須です。
①損切り位置は「過去の値動き」が教えてくれる
なんとなく損切りはNG。 根拠のある価格を使うのが鉄則です。
- 押し目買い → 直近安値の少し下
- 戻り売り → 直近高値の少し上
これだけで カモられにくい損切りになります。
損切りの置き方はこちら → 損切りの種類と最適化
②「損失量を先に決める」=プロの共通言語
まず資金管理が最優先。
1回の損失は資金の1〜2%以内
これを守るだけで 連敗しても余裕があるメンタルを維持できます。
勝ち続けられる人は、 心の破産を防ぐ習慣を持っています。
生き残るための資金管理 → 1〜2%ルール解説
③建値にストップ移動=無料の保険
含み益が乗ってきたら、 ストップ(損切り)を建値まで移動します。
こうすることで👇
相場が逆行しても損失がゼロ
初心者がまず覚えるべき最強の「守りの型」です。
建値管理+利伸ばしはこちら → 利確の最適化
攻撃は最大の防御、だが防御は最大の継続力
順張り=勝ちやすい は事実ですが、
勝ち続けるためには 負け方を徹底して磨く必要があります。
守備を整えるだけで、 ただ順張りしていただけのあなたが
「退場しない側」に進化します
退場しない限り、FXは終わりません。 続ける人が勝つ世界です。
次パートでは、 順張りの「勝ちパターン」を視覚的に理解する方法 を紹介します。
チャートを見て「勝ちが見える」状態を作りましょう。
チャートの「形」で勝ち筋を理解する
順張りで勝てる人は、 難しい分析をしているわけではありません。
ただ、
勝ちパターンを見つけて、繰り返しているだけ
つまり、 チャートを見るときに必要な視点は👇
- 今、どちらが優勢か?
- その優勢は継続しそうか?
- 押し戻りは綺麗か?
これが分かれば、 「勝ちやすい場所だけ入る」が可能になります。
勝ちパターン①:高値・安値が綺麗に更新(教科書型トレンド)
トレンド判断の基礎中の基礎👇
- 上昇:高値更新 → 安値切り上げ
- 下降:安値更新 → 高値切り下げ
これが途切れない限り、 順張りを続行する価値がある相場です。
勝ちパターン②:移動平均線の傾きが明確(角度がある)
初心者でも一瞬で判断できる材料👇
MAが横向き=レンジ MAに角度=トレンド
傾きが強いほど、 「波の力」が強い証拠です。
勝ちパターン③:押し戻りが浅い=トレンドの勢力が強い
押し目(戻り目)が浅い= 買い(売り)が焦って入ってきているサイン。
つまり、 「乗り遅れたくない勢」が多い=継続性が高い。
この形は、 勝ちを伸ばしやすい極上のポイントです。
勝ちパターンを暗記ではなく「体感」へ
最初は意識的に探しますが、 続けていると自然と見えるようになります。
イメージは、 何度もパズルを解いていたら 形を瞬間で認識できるようになる感じ。
その結果、
入る場所に迷わなくなる =エントリーの精度が跳ね上がる
これが順張りの強さです。
次パートでは、 逆張りが成功する「ごく一部の例外条件」 を解説します。
ここを知っておくことで、 逆張りで無駄死にするリスクを劇的に減らせます。
逆張りは上級者の武器、だが「例外」を知れば無駄死にしない
逆張りは基本的に初心者厳禁です。 しかし、条件が揃えば強力な武器になります。
その条件は、たった3つしかありません👇
条件①:明確な「サポート・レジスタンス」が存在する
過去に何度も反応した価格帯。 そこには市場参加者の「意識」が詰まっています。
例:
- 過去の高値安値
- 節目(例:150.00円などのキリ番)
- 長期上位足の重要ライン
「ここでは跳ね返る」理由がある場所でのみ逆張りする。
条件②:直前までトレンドが弱っている(明確な勢い低下)
トレンドの勢いが弱まり、 高値(安値)が更新できなくなった瞬間。
このとき、
逆張りの期待値が一気に高まる
判断基準は👇
- ローソク足が小さくなる
- MAの傾きが緩やかに
- 押し戻りが深くなる
条件③:「ダマし」を逆手に取る|大口の罠を利用
レンジ上抜け → 打ったら戻る レンジ下抜け → 買ったら戻る
これこそが、 逆張りの最大の利益源となります。
つまり👇
一般の逆張りは狩られる プロの逆張りは狩る側になる
結論:初心者は「逆張りの例外だけやる」が安全
逆張りを完全に禁止すると、 初心者はいつまで経っても トレンドの終わりが読めないままです。
だからこそ、
- 強い根拠がある価格帯でのみ逆張り
- 勢い低下を確認してから逆張り
- 騙しを味方にした逆張り
この3つを徹底して学べばOK。
逆張りは「当たったらラッキー」ではなく、 理論で成立させる技術です。
次パートでは、 順張りと逆張りを「同時に考える」方法 を解説します。
これができれば、 あなたは相場の流れに逆らわない “賢いトレーダー”になります。
順張りと逆張りは「敵と味方」ではなく「役割の違う武器」
多くの初心者はこう考えます。
順張り or 逆張り どっちが正しい?
これは誤った発想です。 相場には必ず流れがあります。
- 流れが続くとき → 順張りが正義
- 流れが終わる瞬間 → 逆張りが正義
つまり、 トレード中に必要な視点は
今は流れが続くのか? それとも終わりに近いのか?
順張り・逆張りの境界線=「押し目の深さ」
上昇トレンド中で、押しが深くなったら 買い勢が弱ってきた証拠です。
下降トレンド中で、戻しが深くなったら 売り勢が焦ってきた証拠です。
この変化が「転換の始まり」。
押し戻りの深さで、 順張り→逆張りの切り替えタイミングを 先に察知できます。
上位足が継続 → 下位足で順張り 上位足が迷い → 下位足で逆張り(慎重に)
これが勝ち残る人の鉄板フレームです。
判断基準はシンプル👇
- 上位足がはっきりトレンド → 順張り徹底
- 上位足が弱りはじめ → 逆張り準備
- 上位足が混沌 → 完全ノートレード
この3つを守るだけで、 致命傷はゼロにできます。
順張りと逆張りは「時間の解釈」が違う
ポイントはここ👇
逆張り=未来の変化を狙う 順張り=現在の継続を狙う
つまり、
- 継続の根拠が強い → 順張り
- 変化の根拠が強い → 逆張り
この思考ができれば、 常に市場の支配者の味方に立てるようになります。
結論:戦略は「両方使う」が最適解
ただし、順番があります👇
- ①順張りで勝ちパターンを固める(最短距離)
- ②逆張りを“例外技”として追加(勝ち幅拡張)
逆張りを先に学ぶと、 勝てる場所と勝てない場所が逆転してしまいます。
焦らず確実にステップアップしましょう。
次パートでは、 「初心者が絶対にやってはいけない逆張り」 を セルフチェックできるようにします。
ここを抑えた人から、生き残ります。
「その逆張りはただの博打」セルフチェックして退場を防ぐ
逆張りにも上級者の技はありますが、 初心者がうっかり手を出した瞬間、 即ゲームオーバーです。
まずは、絶対に避けなければいけない 死亡逆張りパターンを知りましょう。
死亡パターン①:「そろそろ反転するだろう」の願望逆張り
相場を見ながら自分都合の未来を妄想… これが最悪の逆張りです。
- 根拠ゼロ
- 感情100%
- 損切りしない=死
願望はチャートを曲げません。
死亡パターン②:トレンドに逆らって逆張り(自殺行為)
トレンドの最中で逆張りすると、 負けの速度がマッハになります。
順張りは「勝ちが速い」、 逆張りは「負けが速い」。
どちらを選ぶべきかは明白です。
死亡パターン③:レンジ内で逆張り→延々と削られる
レンジ相場の逆張りは、 勝っても勝っても、最後に全部吐き出す罠。
多くの初心者は、 「少し勝てる → ロット上げる → 一発退場」 という流れで市場のエサになります。
レンジはプロ専用ステージ。 初心者は禁止区域です。
逆張りは「危険」ではなく「激ムズ」なだけ
本当は、 逆張りにも価値があり、利益源にもなります。
しかし初心者は、 その価値を引き出す基礎がまだない
だから順番があります👇
- 順張りで勝ち癖をつける
- 相場の転換サインを理解する
- 少しずつ逆張りを解禁する
このステップを踏むだけで、 逆張りで死なない人になれます。
次パートでは、 順張り・逆張りの「メンタル差」 を明確にして、 なぜ初心者が逆張りに吸い寄せられるのか?を深掘ります。
心理を理解すると、 あなたは相場と戦わなくなる。
逆張り=気持ちいい 順張り=苦しい だから初心者は負ける
まず、厳しい現実から言います。
FXは「気持ち良い行動」を取ると負け続ける世界
これを理解しない限り、 技術をいくら学んでも資金は増えません。
逆張りは「当たると気持ちいい」。 順張りは「乗り遅れ感で苦しい」。
だから初心者は逆張りを選び、死にます。
逆張りは「自分のプライド」を満たす戦い方
逆張りには中毒性があり、 初心者がハマる心理構造があります👇
- 当てたら自分が天才に思える
- 損切りしたくないから逆張りする
- 自分の予想が“相場を動かしている”と思いたい
つまり、逆張りは
自分を肯定するための行動
勝つためではなく、プライドのため。
順張りは「相場の事実」に従う行動
順張りは感情に逆らう行為です。
伸びている相場で買うのは怖いし、 下げている相場で売るのも怖い。
でもその恐怖こそ、 勝ちに直結した行動の証です。
プロは常にこう言います👇
相場に従う者だけが生き残る
負け続ける初心者の典型パターン
勝っている人と負けている人は、 真逆の行動を取っています👇
| 負ける初心者の行動 | 勝つトレーダーの行動 |
|---|---|
| 反転を狙う(逆張り) | 継続を狙う(順張り) |
| 自分の予想に賭ける | 相場の事実に従う |
| 恐怖から逃げる | 恐怖と共に行動する |
ここを理解できた瞬間、 あなたは初心者ではなくなる。
結論:逆張りは「自分との戦い」 順張りは「相場との対話」
逆張りは自分のエゴと向き合い、 順張りはマーケットと向き合う。
どちらを選ぶべきか? 答えはもう見えていますよね。
次パートでは、 順張り・逆張りをシステム化して 「迷いゼロ」にする設計法 へ進みます。
ここから相場に振り回されない 自動的に勝ちやすい構造を作ります。
迷いゼロのトレードへ|仕組み化すれば勝率は安定する
順張りも逆張りも、 「使うべき場面」と「使ってはいけない場面」があります。
問題は、 初心者がその場面を感情で判断してしまうこと。
だからこそ、 以下のルールだけで機械的に判断できる仕組みを作ります👇
仕組み化①:上位足(4H or 日足)が方向を示しているか?
トレードの方向は上位足が決める。
判断がブレなくなるだけでなく、 逆行リスクも激減します。
- 上位足が上 → 押し目待ちの順張りのみ
- 上位足が下 → 戻り売りの順張りのみ
- 方向不明 → ノートレード
仕組み化②:押し戻りの深さで「転換サイン」を管理
順張りと逆張りの切り替えは 押し戻りの深さで判断できます。
浅い → 順張り継続 深い → トレンド終了 → 逆張り準備
この発想があるだけで、 高値掴み&底掴みが激減します。
仕組み化③:必ずチェックリストで最終確認
エントリー前に 「条件が揃っているか」 必ず確認します👇
- 上位足の方向は一致しているか?
- 押し戻りの位置は適正か?
- 損切り位置は根拠があるか?
- リスク:リワード比は1:2以上か?
- 感情で決めていないか?
これを毎回やるだけで、
あなたは「相場のカモ」から卒業します
仕組み化の本質=判断を「自分」から切り離すこと
勝者は感情ではなく ルールがすべてを決める世界にいます。
だから感情に左右されません。
しくみがあるから強い。 しくみがあるから続く。
勝ち続ける人=迷わずに済む人
次パートでは、 押し目・戻り目の「根拠を強化する技術」 を深掘りします。
順張りの勝率をさらに底上げします。
押し目&戻り目の精度は「根拠の数」で決まる
順張りの最大の弱点は 「押し目・戻り目の位置が曖昧」 になりやすいこと。
だから多くの初心者が、
- 押しすぎた場所で買う → 下に貫通されて死亡
- 戻りすぎた場所で売る → 上に突き破られ死亡
これを避ける唯一の方法は👇
根拠を複数重ねて、確率を押し上げること
根拠①:上位足の節目が近いか?
日足・4時間足の節目は 市場の多数が意識するので強力。
押し戻りがこの付近で起きれば 「守られやすい価格帯」と判断できます。
根拠②:移動平均線との位置関係が良いか?
角度のあるMAに支えられる押し&戻しは 継続性が高い構造です。
セットで見ると精度が跳ね上がります👇
- 傾き(角度)
- 乖離(離れすぎ注意)
根拠③:ボラティリティがしっかりあるか?
値動きが軽い相場は、 どこで入っても利益が伸びにくい。
逆に **動きが強い相場の押し戻り** =利益最大のチャンス。
確認方法👇
- 大きめのローソク足
- 勢いのある一方向の動き
- 浅い押し戻り
根拠④:出来る限り「シンプルな形」を狙う
複雑であるほど、 それは市場が迷っている兆候です。
逆に、
素直な形=勝ちやすい
チャートは芸術ではなく、 力比べの結果です。
根拠が揃えば「自信」が生まれる
根拠を積み上げることで、
- エントリーに迷わない
- 損切りでも崩れない
- 利を伸ばす勇気が持てる
感情ではなく ロジックが意思決定を支えてくれる。
次パートでは、 利を最大化するための「出口戦略」 をまとめます。
勝てるときに勝ちきる力を手に入れましょう。
利を伸ばせない限り、どれだけ勝っても資金は増えない
初心者の多くは、 勝てているのに資金が増えないという壁にぶつかります。
原因は単純👇
利益が小さすぎて、損が上回ってしまう
つまり、勝率ではなく 利小損大の構造になっているということ。
この流れを逆転させる最重要技術が、 出口戦略(利確管理)です。
出口戦略①:ストップの建値移動で「損失ゼロ」を確定
含み益が乗ったら、 ストップを建値(損しない位置)へ移動。
これで👇
- 損失が0円に確定
- メンタルが安定
- 利を伸ばす余裕が生まれる
勝者は「守りながら攻める」。
出口戦略②:トレイリングストップ=利を漏らさない技術
価格の進行に合わせて 損切りラインを引き上げていくことで、 利益を削らせない構造を作れます。
トレンドが伸びれば伸びるほど、 利益が大きく成長します。
出口戦略③:利幅の目標値を「相場に決めさせる」
エゴで利確すると利益が伸びません。
相場の力に従う指標を使えば 利を伸ばす確率が跳ね上がる👇
- 直近の高値・安値
- 節目ライン
- 値幅の歴史(ボラティリティ)
自分の気持ちで利確しない。
これが黄金ルールです。
利を伸ばせるようになると「勝ち方」が変わる
利確管理ができると 勝ち方そのものが変化します👇
- 勝率が低くても資金が増える
- メンタルに余裕が生まれる
- 自信をもってルールを続けられる
つまり、
出口戦略=FXの生命線
ここを制する者だけが 長期で生き残れるのです。
次パートでは、 逆張りと順張りを掛け合わせて 「勝ち方を増やす」応用戦略へ進みます。
ここから中級者の世界への扉が開きます。
一本足打法は限界がある。武器は使い分けてこそ強くなる
順張りだけでも勝てますが、 相場はずっとトレンドが続くわけではありません。
だから勝者は、
トレンドの継続 → 順張り 転換の兆候 → 逆張り
と、しっかり使い分けます。
ハイブリッド戦略の基本思想
結論はこの一言に尽きます👇
継続か、転換かを見極める
そして判断材料はすでに出しています👇
- 押し戻りの深さ
- 高値・安値の更新状況
- 移動平均線の傾き
つまり、 順張りだけで勝てる状況を見極められる =逆張りのチャンスも見えるようになります。
具体例:この相場ならどっちを狙う?
✅ケースA(上昇中、押しが浅い)
→ 順張り一点(押し目買い)
※逆張り厳禁
✅ケースB(下降中、戻りが弱い)
→ 戻り売りを維持
※逆張り厳禁
✅ケースC(高値更新できず、戻りが深い)
→ 転換の兆候 → 逆張り準備
戦い方を変えるのは 「相場の状態」です。
サインは「積み重ね」で確度が跳ねる
勝てるトレードは サインが同時に複数出るものです。
例:
- 押し戻りが深い
- 高値(安値)更新できず
- MAの傾きが緩む
これが揃うと、 順張り → 逆張りに切り替えタイミング。
この戦略は「機能拡張」であり、ギャンブル化ではない
間違ってはいけないのは👇
逆張りができる=好き勝手やっていい ではないということ
むしろ 順張りで土台ができたからこそ 逆張りを「安全に追加」できるのです。
結論:勝ち方を増やすと「相場の景色が変わる」
順張りと逆張りの使い分けが 自分の中で明確になった瞬間、
- 相場のどこに価値があるか見える
- 無駄なエントリーが消える
- 収益ポテンシャルが一気に広がる
あなたはもう 初心者の枠を突破しています。
次パートでは、 最悪の破滅パターン「後追い逆張り」の回避方法 を解説します。
ここを避けきれるかどうかが、 生き残りの境界線です。
逆張りではなく「踏み絵」になっている負けパターンを消せ
退場していく人の多くが、 同じ負け方をしています。
それが、
トレンドが加速した瞬間に逆張りする
この“後追い逆張り”は、 FXでもっとも危険な自爆行為です。
なぜ後追い逆張りは即死級なのか?心理から説明
理由は3つ👇
- 乗り遅れた焦り
- 「もう限界だろう」の願望
- 損切りできない自尊心
つまり、
負けのための逆張りになっている
これでは永遠に勝てません。
後追い逆張りは「相場の最大出力」とぶつかる
加速している相場に逆らうと、 一瞬で口座が消し飛びます。
特に以下の状況では絶対禁止👇
- 高値/安値ブレイク直後
- ニュース直後の値動き
- 節目を勢いよく突破したとき
勝ち筋が一切ありません。
「入れなかった悔しさ」は最大の敵 → トレードルールで封印する
プロは「欲しいところで入れたらラッキー」 「入れなかったら何もしない」が基本。
しかし負け組は👇
- 入れなかった悔しさ → 後追い逆張り
- 後追い逆張り → 即死
自分の気持ちに従う限り、勝ちはありません。
相場は「いつでも」ある
チャンスは何度でも来ます。
後追い逆張りを潰せた瞬間、あなたは初心者卒業
これが無くなれば👇
- 破滅級の負けがゼロになる
- 資金が右肩上がりに安定
- メンタル崩壊が消える
FX最大の死因を切除したと断言できます。
次パートでは、 論理的に逆張りを判断できる指標 を追加します。
「逆張り=ギャンブル」から 「逆張り=理論武装」へ。
逆張りは「当てる技術」ではなく「揃える技術」
逆張りが“ギャンブル”になるのは、 サインが1つしかない状態で打つからです。
プロは違います。 揃えてから打つ。
根拠の積み上げ = 必要条件の達成
これが鉄則。
逆張りに必要な「複合サイン」一覧
以下、3つ以上揃って初めて検討👇
- トレンドが弱まる(勢いの減速)
- 高値/安値更新が止まる
- 押し戻りが深くなる
- 強いサポレジ付近
- ローソク足の転換パターンが出る
どれか1つじゃ全然足りない。
確率の積み上げ例
例えば下降トレンドで、
1️⃣戻りが深い
2️⃣高値更新できない
3️⃣MAの傾き↓継続
4️⃣水平ライン接触
→ この時点で、 逆張りの可能性が出てくる
しかしさらに、
✅長い下ヒゲ
✅陽線包み足
✅出来高増加(騙し回避)
ここまで揃うと…
“チャンスになる逆張り”が完成
逆張りは「転換の予兆」を取る。未来を当てる必要はない
初心者は、
- 「天井を当てたい」
- 「底を当てたい」
と考えるから負けます。
当てにいく逆張り → 破綻 予兆を拾う逆張り → 利益化
必ず押さえるべき視点👇
転換の「初動」に乗れれば 頂点を当てられなくても十分利益は取れる。
結論:逆張りは「条件戦」 → 数学的に勝てるパターンだけ仕掛けろ
逆張りが強い人は 相場の見方がすでに変わっています👇
- 負ける試合には参加しない
- 勝ち試合を増やす努力をする
- 根拠が揃うまで待てる
この時点で あなたは“ただの逆張り”を卒業です。
次パートでは、 順張りと逆張りを統合した「戦略別リスク管理」 を解説します。
同じ損切り設定では破滅する。戦略ごとにリスク管理を変える
順張りと逆張りでは、 期待値の構造がまったく違うため、
同じリスク設計をすると即破綻
勝てない人の多くが ここを理解していません。
①順張りのリスク管理ルール
順張りは「継続」を取りに行く戦略なので、
- 損切りは浅く
- 利益は伸ばす
- トレールで保護
逆行は「戦略の否定」だから 即撤退が合理的。
②逆張りのリスク管理ルール
逆張りは初動が不安定なので、
- 損切りはやや広く
- エントリーは極小ロット
- 追加エントリー禁止
なぜなら、 複数回「間違い」が起きやすいから。
③期待値の違いを理解してポジションを変える
ここ、かなり大事です👇
| 戦略 | 勝率 | リスクリワード | ロット |
|---|---|---|---|
| 順張り | 高め | 大きく取れる | 大 |
| 逆張り | 低め | 小さめ | 小 |
逆張りでロット上げるのは 事故を最大化してるだけです。
トレードの本質:勝ち方 × 守り方
勝つ技術だけでは足りません。
うまく負ける者が最後に勝つ
順張りと逆張りを 統合して勝つためには👇
- 勝てない相場では何もしない
- 勝てる戦略を選んで打つ
- 負けを小さく強制的に切る
至ってシンプルです。
次パートでは、 資金を爆発的に増やす「攻撃」の最適タイミング を伝えます。
勝ち筋が見えたあなたは、 守りだけじゃもったいないから。
攻めどきは「勢いに逆らわず、波の中心を取る」
どれだけ守りが完璧でも、 攻める時に攻めないと利益は増えません。
プロは 期待値が最も高い瞬間にロットを上げる という決断をします。
攻めるべき相場条件のチェックリスト
以下の4つが揃えば、 迷わず大チャンスです👇
- 日足レベルのトレンドがはっきり
- 押し目/戻りが浅く維持
- 直近高安更新の継続
- 移動平均線が同方向に並行傾斜
これ、 トレンドフォローの黄金形です。
攻撃モード時の「伸ばす技術」
順張りは 「エグジットで利益が決まる」 と言っても過言ではありません。
活用すべきは👇
- トレール決済
- 分割利確
- 高値更新/安値更新追従
1回の成功で 3回分の負けを吸収できる世界を作れます。
なぜチャンス時に攻められないのか?心理的ブレーキの正体
初心者は「負けたくない」気持ちが強すぎて、 勝てる時にも弱気になります。
負けた後 → ロットを下げる(まだOK) 勝った後 → ロットを下げる(最悪)
これでは 勝ちを積めない構造のまま。
結論:攻めどきは「勝ち方が一致している瞬間」
相場は常に波形を変えます。
だからこそ👇
勝ち方が自分に味方してくれる瞬間は 逃さず全力で取りに行く
これが「攻撃の期待値」です。
次パートでは、 順張り&逆張りを組み合わせた最終モジュール 「戦略のルール化」のやり方へ進みます。
ここまで来たあなたは、 もう“勝てる人の領域”にいます。
勝ちパターンを“仕組み化”すれば、FXはあなたに従い始める
ここまで学んだことを 感覚ではなく、再現できる形に落とし込みます。
その鍵が、
ルールの統合(順張り・逆張りの運用基準)
勝者は「ルール通りにやってるだけ」です。
✔統合ルールのテンプレ(真似てOK)
【戦う場所の選択】
- 日足の方向に従う
- 押し戻りの浅深で戦略を選択
- 強い流れが出るまで待つ
【エントリー判断】
| 状況 | 戦略 |
|---|---|
| 継続 | 順張り(押し目/戻り) |
| 転換兆候 | 逆張り(複合サイン) |
【リスク管理】
- 順張り:損切り浅 + ロット大
- 逆張り:損切り広 + ロット極小
【利確戦略】
- 順張り:伸ばす
- 逆張り:早期確保
これだけで 迷いゼロ。不安ゼロ。
テンプレをあなた専用に最適化する仕組み
「得意パターンを強化、苦手を排除」 そのために必要なのが👇
- トレード日記でKPI分析
- 勝ち方を増やすPDCA
- 負け方を潰す改善習慣
ギャンブルが 事業モデルに変わります。
統合戦略の効果:未来が読めるようになる
このルール化ができた瞬間、 次の相場で👇
どこで勝てて、どこで負けるか “事前にわかる”
これは 勝てる人の世界の入り口です。
あなたはもう、初心者ではない
ここまで読み進めて 理解して、実行する意思があるなら、
あなたは“勝つ側”に片足突っ込んでいます
必要なのはもう1つだけ👇
継続です。
勝者のメンタリティはこうです👇
負けても折れない 勝っても浮かれない
順張りと逆張り この2つが統合された今、 あなたのトレードは 再現性のある武器になりました。
ここからが本当のスタートです。
おかえりなさい、勝者のフィールドへ。

コメント